オープン研究会
概要
ICT行動変容研究ユニットとは、九州大学データ駆動イノベーション推進本部・デジタル社会創造研究部門内に設立された研究グループです。ICT(情報)技術を土台としながらも、心理学、行動経済学、ランドスケープ、健康科学など様々な分野の研究者が集い、総合知による、社会問題の解決に取り組みます。
12月5日の研究会では、この1年間で実施してきた、あるいは、これから実施する、行動変容に関わる研究について、研究ユニット参加研究者並びに学生、共同研究先による発表を行います。
行動変容の実現には、企業や自治体との連携も不可欠です。この機会に、研究ユニットの活動についてご理解を深めていただき、次のコラボレーションのきっかけになればと考えています。
発表プログラム
12:30〜 受付開始
13:00〜 オープニング
荒川(ユニット長) ICT行動変容研究ユニットの取り組みについて
13:10〜 教員発表①(15分/人)
高取(芸工) 移動困難者の社会参加を実現する公共空間マネジメント
岸本(基幹) 学部1年生対象の追跡調査「学生セルフケア研究」の紹介
荒川(シス情) キャンパスを活用した行動変容の実証研究紹介
14:10〜 企業発表(15分/人)
小林(インテージ) 九大生学生モニターシステムのご紹介
酒井(ブログウォッチャー) デジタル観光統計による観光EBPMの紹介
高野(ISIT) 福岡市繁華街人流オープンデータの分析事例の紹介
14:50〜 休憩・ポスター準備
15:10〜 ショットガンセッション(2分/人)
渡邉佑哉 GPSデータを活用した河川の環境要素と移動・滞在行動との関係分析
大園咲奈 ゴミ捨て行動における誘因を活用した介入による行動変容に関する調査
本松大夢 組織コミュニケーションの活性化を目的としたSlackアプリケーション
田中宏昌 中学生を対象とした授業に向けたリアルタイムフィードバックシステムの研究
高尾亮太 モバイルゲーム依存の抑制に向けた画面グレースケール化とロード時間延長による介入戦略の評価
瀧澤亮佑 組織Slackにおけるコミュニケーションの可視化と孤立ユーザの発見を目的とした分析システムの開発
大平祐大 食事中の咀嚼音に基づく食事行動改善に向けたアプリケーションの検討
宮崎萌子 車椅子ユーザーが感じるバリアの個人差と移動抵抗に基づく街路評価
高野志映 次世代モビリティの導入による景観的魅力の価値向上と交流人口の増加に関する研究 ー福岡県糸島市を対象として
西村美鈴 子どもの成長環境が主観的幸福度に及ぼす影響
縄田佳志 農作物ロスの削減を活用したフレイル予防の提案
葛川匠 街路の余白空間の抽出とプレイス機能の付与に関する研究―天神明治通り地区を対象として―
川内六三四 ライフログ利用者の行動変容を目的とした大規模言語モデルによる自動日記生成に関する研究
高畠宗一郎 都市と農村の交流についての研究〜かなたけの里公園を事例として〜
田中祐暉 「歩いて楽しい指標」を活用した城下町水路景観の評価―福岡県柳川市を対象として―
Chen Zongyang The Impact of Small Urban Green Spaces on Landscape Restorative Experience and Psychological Restration: A Virtural Reality Approach
15:50〜16:50 ポスターセッション
ポスターを順次回覧
17:10〜 教員発表②(15分/人)
中村(シス情) ゲーム依存の低減に向けた行動変容介入戦略の大規模調査
錢(アジア・オセアニア研究教育機構) 文化心理学と行動変容
谷・水谷(歯学) オーラルフレイルからフレイル予防へ:これまでの取り組みの紹介とパーソナルオーラルヘルスレコードへの展開
中島(医学) 電子カルテとスマホアプリの連携による医療プロセス改善
福嶋(シス情) 情動開放に向けた対話や情動を促すディスプレイ技術の紹介